細部がわかる画像

スタジオ・エイトバイテン 制作担当のマエノです。

先日の【昨今の商品画像事情】についてのお話のなかにあった、細部がわかる画像について述べていきたいと思います。


購入者が求める細部のわかる商品画像

細部のわかる画像の概要は前回お話した素材感がわかる画像と同様です。

素材そのものではなく、各商品に付帯する機能ポイントも伝えなければなりません。

アパレルであれば襟や裾の形、またポケットやフード、裏地の有無などもあるでしょう。

ファッションアクセサリーやファッショングッズはペンダントトップ・ピアスのキャッチ・バッグハンドル・ポケット等、また電化製品や生活アクセサリーなどはスイッチ類や可動ギミックがそれにあたります。

一目でポイントがわかるような画像を用意することを心がけましょう。

細部のわかる商品画像
細部のわかる商品画像
細部のわかる商品画像

拡大された画像が必要

細部の画像は比較的小さい箇所が多いため、拡大した撮影をしないとわかりづらくなります。

さらに以前と比べ、ECサイトの商品を閲覧・購入は圧倒的にスマートフォンを使用することが多くなりました。現在スマートフォンの使用率は80%を超え、サイトによっては95%を超えることが多々あるようです。

これらも考慮し、出来るだけ小さい画面でもわかりやすい写真を撮ることが重要になります。

撮影の段階で大きく撮ること

画像サイズ自体は大きくても、ボヤけていたり荒れている商品画像を見かけることがります。

原因として撮影時のピンボケや手振れももちろんですが、元々の画像解像度が小さいことも考えられます。

こうならないためにも見せたい箇所にしっかり寄れている大きめの写真を使いましょう。

なお、商品の全体像を大きく撮り細部だけを切り取って使う、といった手法を用いている方もいるようです。

しかし、これだとカメラの解像度によっては細かい情報まで撮影することができません。また、商品全体に対してのどこにピントが合っているかによっても大きくぼやける箇所が出ます。照明のセッティングも全体像に合わせるため、悪影響が出る場合があります。

手間と思わず、見せたい箇所に照明があたり、しっかりピントを合わせた撮影をしましょう。

 

細部写真の例
大きめの全体画像

照明やピントは商品全体に合わせて撮ります
大きめの全体画像
上の画像から詳細部を切り取った画像

シャープ加工などを行っていますが、 全体的にボヤけています
画像から詳細部を切り取った画像
細部に寄って撮影した画像

必要な情報が画像から読み取れます
細部に寄って撮影した画像

上記の理由もあり、メイン画像で細部を伝える事は中々に困難です。

しかし、細かくはわからなくても、出来るだけポイントとなる細部が映り込む商品撮影をしましょう。

それらが見えれば、興味がある方は更にサイト内部の閲覧を進めてくれます。


ECモール、まずは画像

昔と違い、今は店舗担当者様も商品画像の重要性は百も承知だと思います。

そもそも閲覧者がサイトに訪れたときに一番最初に認知できるのは画像ですから。まずはそこで脱落させない画像を用意できれば、コンバージョンへの道がぐっと近くなります。

大事な商品です。ダメな商品画像のせいで本来の素材の良さを伝えられなくて損をしてしまってはいけません。良い商品画像を作ってしっかりとアピールしていきましょう。


あとがき

今回は【細部がわかる画像】についてお話しさせていただきました。

「具体的な撮影方法や、加工方法が知りたいのに!」と考える方もいるでしょうが、やはりそれは奥が深くケースバイケースで様々で当コラムでは紹介できません。。。

かといって、全く手が付けられないわけでもないので私制作担当のマエノからは加工についてのお話はぼちぼちアップしていくつもりではございますm(__)m

弊社は撮影や画像加工のご依頼のご相談をお待ちしております。ご質問からでも結構ですのでお気軽にご連絡くださいませ。こちらのフォームからもお問い合わせいただけます。 それでは今後ともよろしくお願いいたします。