商品画像の歪み

商品画像の歪み

スタジオ・エイトバイテン 制作担当のマエノです。

今日は「商品画像の歪み」についてお話させていただきます。


商品の材質、撮影角度による歪み

バッグやウォレット、またハンカチ等の革布製品は、特に歪みにも注意して撮影していますよね。

しかし、どんなに注意して整形しても、撮影時に完全に歪みをなくす作業は限界があります。

撮影時には綺麗に整えたつもりでも、画像として改めてみてみると、歪みがわかってしまったり。

そもそも革や布という材質上、縮みや伸びがあるので、完全に真っすぐに整形すること自体が困難です。

また、カメラと商品正面との位置関係で、パースによる画像の歪みが出る場合も。

例えばバッグなど、底にマチがある場合は、商品[上部]から[底部]に向かって手前斜めに角度が出てしまいます。

これらを商品ごとにライティングやカメラの位置を変えることは、作業コスト面で見ると、とても現実的ではありません。

商品の歪みはわかりづらい?

商品画像の競争力

ただし、歪んでいる、といってもその程度には違いがります。

例えば、このバッグは形を整える作業を含めて、5分程度でアングル、ディティールすべてのカットの撮影が出来る作業を目安にしました。

時間をかけるほど綺麗に撮影できますが、先述した通り、目的とのバランスを考慮してこのくらいで妥協しています。

ぱっと見たところ、大きな歪みは気にならないかもしれません。

商品画像の競争力

そこでこの画像に水平垂直の線を入れてみました。

こうすると、隅や辺、またベルト等が斜めにズレていることがわかります。


歪みを画像処理した例

撮影時に対応しきれない歪みは画像加工で加工します。

この画像加工も、どこまでやるかによって時間や技術が変わってくるので着地点を決めてから行うといいでしょう。

内製で行う場合は[かかる時間]によって、業者に外注する場合は[予算]によって、検討すると良いかもしれません。

こちらが歪みを補正加工した商品画像です。

商品画像の競争力 商品画像の競争力

単体で見ると、さほど変化を感じないかもしれないですね。


歪みを補正した画像との比較

しかし並べてみるとその差ははっきりとわかります。

加工した後の画像のほうがしっかりとした商品に見えると思います。

歪み補正後との比較
歪み補正前
商品画像の競争力
歪み補正後
商品画像の競争力

また、サムネイルとして商品一覧などに並んだ時も見栄えが違います。

今回は1商品を複製していますが、カラーバリエーションやシリーズ商品等の一覧だと想像してみてください。

歪み補正後との比較
歪み補正前
歪み補正前の商品画像 歪み補正前の商品画像 歪み補正前の商品画像
歪み補正後
歪み補正後の商品画像 歪み補正後の商品画像 歪み補正後の商品画像

いかがでしょうか。

このように並ぶと、特に水平側の歪みの違いははっきりすると思います。


あとがき

今回は【商品画像の歪み】についてお話しさせていただきました。

このように、商品の歪みを補正することにより、更に商品の魅力をアップさせることができます。

色々なショップを見れば、やはり売れているショップほど画像に手をかけている事がわかるでしょう。

商品画像のクオリティはそのショップ自体の信頼度にも強く影響します。 

コンバージョンが上がらない場合は今一度商品画像を見直してみてはいかがでしょうか。 

弊社は撮影や画像加工のご依頼のご相談をお待ちしております。ご質問からでも結構ですのでお気軽にご連絡くださいませ。こちらのフォームからもお問い合わせいただけます。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。