使用感を想像できる商品画像

スタジオ・エイトバイテン 制作担当のマエノです。

先日は【昨今の商品画像事情】についてお話させていただきました。とはいっても主観の域を超えないですが(笑

今回はそれら商品画像のなかで、使用感を想像できる商品画像について述べていきたいと思います。主観の域で(笑


購入者が求める使用感のわかる画像

求める使用感といっても様々です。商品の種類や知りたい内容、また個人差も。

ですが、これらは下記の撮影で表現することが可能です。

使用感を表現できる写真の例
人物モデルが商品を使用している写真を撮影 人物モデルが商品を使用している商品画像
使用するシチュエーションで商品を使用している写真を撮影 使用するシチュエーションで商品を使用している商品画像
上記をともに満たす撮影 使用するシチュエーションで商品を人物モデルが使用している商品画像

現在、Amazonでは背景を白に統一した画像しか認められていません。後述しますが、いずれの写真を撮影するにせよ注意が必要になります。

楽天市場では、写真に含まれる背景は認められています。商品と背景がはっきり区別できていればある程度のイメージ風な画像でも問題ありません。これは人物モデル画像でも商品のみの画像でも同様なようです。


Amazonは厳しい

これらの写真によって、各ECモールでの制限と購入者の使用感ニーズを満たすバランスを満たすことが可能です。

しかし、Amazonのみ背景は完全に白にしなくてはならないため、出来るだけ白い背景で撮影し、撮影後に更に背景を完全な白(rgb:255,255,255)に加工することが必要です。もしくは背景にイメージが映り込んだ写真のキリヌキ加工等が必要になります。 Amazonを含んだ複数のECモールを運営している方は上記の考慮が必要です。


背景未加工の商品画像
背景未加工の商品画像
背景白加工(影生)した商品画像
背景白加工(影生)した商品画像

メイン商品画像に必要な写真撮影

現在、弊社で撮影させていただいているお客様もこれらを踏まえて撮影しています。

一般的に【人物モデルを使用したポージングを含む写真群】と【商品のみを使用したディティールを含む写真群】の2種類を撮影するといったパターンがほとんどを占めます。

このパターンで撮影しておくと、ECモールのルールと商品の特性を考えてメイン商品画像をチョイスできるでしょう。


背景の白加工を考慮した撮影

正しい撮影をしても、主要ECモールでは背景の白加工が必要となります。 背景の白加工についても様々なパターンがありますので、これについては後日またお話させてください。

しかしいずれにせよ、撮影の段階で後加工を考慮した写真を撮っておくと、後加工の効率と完成した商品写真のクオリティが断然違います。

大手アパレルサイトなどでは、後加工を踏まえて撮影時のライティングレギュレーションなどを採用して、一貫したクオリティと作業効率のUPを日頃アップデートするほどです。

毎回、感覚で同じセッティングを施工するのではなく、商品の特性・色などによってある程度の撮影方法を決めておくと効率が良いかもしれません。

同じ傾向の写真であれば、技術者も同じ方法で白加工できるので、作業のスピードアップも見込まれます。


あとがき

今回は【使用感を想像できる商品画像】についてお話したのですが、その場合でも各ECモールのレギュレーションに合わせないといけない、といった加工の部分がメインになってしまった気がします。。。

実は、ECモールではない、独自のドメインを使用した大手メーカーなどでは背景を白にする、といった手法はあまり取られていません。かといって奇抜な背景やごちゃっとテキスト要素を入れたりはしないのですが。

ごく薄いグレーやベージュ、シンプルなロケーション背景を使用しています。特にアパレルは人物モデルに軽くポージングをとらせることで、購入者に使用感を即伝えられることを重要視しているようです。背景が真っ白すぎても不自然ですからね。

とはいえ、ここをご覧になっている方はECモールでの販売をメインにしていることと思いますので、あえてこのような記事を挙げさせていただきました。何かの参考になれば幸いです。

弊社は撮影や画像加工のご依頼のご相談をお待ちしております。ご質問からでも結構ですのでお気軽にご連絡くださいませ。こちらのフォームからもお問い合わせいただけます。 それでは今後ともよろしくお願いいたします。